新型コロナに感染したら If you have COVID-19

検査で陽性が確認されたら、たとえ軽症であっても5日間の自宅療養が推奨されています。検査で陽性が確認された場合の対応、周囲の方を感染から守る方法、療養後の対応について以下にまとめました。

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自宅療養(推奨5日間)

新型コロナの検査で陽性が確認されたら、たとえ軽症であっても5日間の隔離が推奨されています。これは、新型コロナを周りの人に感染させるのを防ぐためです。発症日、または陽性が確認された日のいずれか早い方を療養初日とします。

自宅療養の期間は、通勤・通学を含む外出をしないでください。また、家族や同居する人たちともできるだけ接触しないようにしてください。

マスク着用

5日間の療養期間中にどうしても外出しなければならない場合や、家族や周囲の人と濃厚接触する際は、マスク着用をお勧めします。

マスク着用 (internal link)

感染拡大を予防する方法

  • 通勤・通学はしない
  • 公共の場を避け、どうしても外出しなければならない場合はマスクを着用する
  • できるだけ家族や同居者との接触を避ける
  • なるべく自室に一人でこもり、共有スペースの使用を制限する
  • 家族や同居者との接触を避けられないときは、2m以上の対人距離をとり、それよりも近くで接触する際は鼻と口を覆うマスクを着用する
  • 食料品や医薬品などは家族や友人に届けてもらうか、ネット注文の宅配サービスを利用する。配達時は、戸外の安全な場所を指定し、置き配を依頼する
  • 定期的に身の回りのものを清掃し、消毒する。ドアノブや電気スイッチ、電話など、頻繁に触れるものの消毒が重要である
  • ご自身の衣類や寝具はご自身で洗濯する
  • 窓を開けて、室内を換気する。人が多く、換気の悪い室内は感染拡大のリスクが最も高い

検査結果の報告

迅速抗原検査(RAT)によって陽性が確認された場合、今後も引き続きオンライン手続きやヘルプラインを通じて結果を報告してください。これによって必要な手助けや支援を受けられるようになります。

PCR検査の結果は医療機関から自動的に報告され、受検者にはSMSで結果が通知されます。

Te Whatu Ora — Health New ZealandからのSMS通知

結果を報告すると、Te Whatu Ora の公式SMS(2328または2648)から陽性確認の通知が届きます。

この通知には抗ウイルス薬や各種支援に関する情報も含まれています。

仕事を休む

勤務先が自宅療養の必要性を証明する書類の提出を求めた場合、上記のSMS通知を提示してください。医師の診断書は必要ありません。

新型コロナ感染中の休業および給与に関する権利— Employment New Zealand (external link)


抗ウイルス薬による治療

検査で陽性が確認された場合、極めて重症化リスクの高い一部の方には、抗ウイルス薬が公費負担で配布されます。陽性者と濃厚接触し、新型コロナと思われる症状が現れた方も公費負担配布の対象となる場合があります。

抗ウイルス薬とその治療対象者、入手方法に関する情報を以下にまとめました。

新型コロナ治療薬 (internal link)


病状観察と体調管理

一般的にはウイルス感染後2~5日間で発症しますが、潜伏期間は最長14日間とされています。オミクロンの症状は他の変異株と同様です。

ほとんどの人 (特に初回と追加のワクチンを接種している場合) は、新型コロナに感染しても軽症であり、自宅療養で回復します。

症状を抑えるにあたって、以下のことをお奨めします。

  • たくさん水を飲んで脱水状態にならないようにすること
  • 十分に休むこと
  • 体調が回復するまでランニングや体に負担のかかる激しい運動を避けること
  • 食べられるときに食べること
  • 発熱・体の痛み・頭痛にはパラセタモールまたはイブプロフェンを服用すること
  • 鼻詰まりには生理食塩水の点鼻薬やスプレーを使うこと
  • ひどい下痢や吐き気が続く場合はかかりつけの医療機関に相談すること

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重症化リスクが高い方

高齢者や基礎疾患のある方は、感染後に重症化し、入院治療が必要になるリスクが高くなります。

重症化しやすい人 (internal link)

重症化リスクが高い方は、基礎疾患の状態とその管理方法について、かかりつけの医師または医療機関にご相談ください。

妊婦または産褥婦 

妊娠中に感染した場合、感染性のある期間は電話による健康相談を受けられます。

新型コロナに感染したことをかかりつけの産科医または助産師に報告してください。ハイリスク妊娠の危険要因や感染症状の状態に応じて、特別な医療ケアの手配が可能になります。

産科ケアは、必要な人がいつでも受けられます。

妊娠中に新型コロナに感染し、次のような症状が見られる場合は、速やかにかかりつけの助産師または医師にご連絡ください。

  • 胎動が減った/なくなった、胎動のパターンが変わった
  • 性器からの不正出血や破水
  • 持続性の頭痛
  • 休んでいるときや横になったときの息切れ
  • 自宅療養では改善されそうにない症状
  • 37.5度を超える発熱
  • 疲労困憊
  • 強い不安や懸念に襲われる
  • 常に危険を感じる

妊娠中や出産中に胎児や新生児が新型コロナに感染することはまれです。新型コロナに感染した胎児および乳幼児は、ほとんどの場合、軽度の症状があるか、まったく症状がありません。

授乳婦

授乳婦が感染した場合、感染予防に注意すれば授乳を止める必要はありません。

授乳中の感染予防対策として、以下のことをお奨めします。

  • 医療用マスクを着用すること
  • 授乳前に手をよく洗うこと
  • 新生児の顔に触れたり、キスしたりしないこと

授乳できないほど体調が悪い場合は、搾乳した母乳を哺乳瓶に入れて授乳することもできます。その際も上記の注意事項を必ず守ってください。

母乳を介したウイルス感染は実証されていません。感染中の授乳に関する詳しいアドバイスは、かかりつけの助産師や医師にお尋ねください。

感染中の医療ケア 

新型コロナ感染中に受診する必要がある場合は、事前に受信する予定の医療機関へ電話して感染の事実を伝えます。また、鼻と口をぴったりと覆うマスクを着用し、他者への飛沫感染を予防します。


感染中の各種支援

新型コロナ感染中の急な出費や無給休暇扱いにお困りの方は、Work and Incomeの各種支援についてお問い合わせください。 (internal link)

ウェブサイト Work and Income公式サイト (external link)

フリーダイヤル 0800 559 009

精神衛生

問題が起きたときには、誰でも不安やストレスを感じるものです。精神の平静を保つ方法や、自他の問題を相談できる各種機関についての情報を確認しましょう。

精神衛生関連の公共サービスや支援 (internal link)


自宅療養期間 (推奨5日間) の終了

5日間の自宅療養期間を終了し、症状が軽快したらこれまで通りの生活に戻れます。

発症後または検査で陽性が確認された日から10日間は、次の場合にマスクを着用してください。

  • 医療機関に行くとき
  • 老人ホームや介護施設を訪問するとき
  • 新型コロナの重症化リスクが高い人と接触するとき

人によっては最長10日間感染力が持続するため、マスク着用が推奨されています。

通勤・通学の再開

通勤・通学の再開にあたり、迅速抗原検査で陰性を確認する必要はありません。但し、再開時期については、あらかじめ事業主または学校長にご相談ください。体調が回復しきっていない場合、感染予防策の徹底を求められることがあります。

同居者が感染した場合

自分の感染・回復から28日以内に家族や同居者が感染した場合は家庭内接触者と見なされず、検査を受ける必要もありません。

但し、自分の感染・回復から29日以上経って家族や同居者の陽性が確認された場合は、5日間にわたって毎日検査を行う必要があります。

万一、陽性が確認されたら5日間の自宅療養をしてください。


療養期間終了後も不調が続く場合

推奨期間を過ぎても不調が続く場合は、回復するまで自宅で療養しましょう。どうしても外出しなければならないときは、マスクを着用し、次のことはしないでください。

  • 医療機関に行くこと(医師の診察を受ける以外の理由で)
  • 老人ホームや介護施設を訪問すること
  • 新型コロナの重症化リスクが高い人と接触すること

陽性が確認された後、再度迅速抗原検査を行う必要はありません。しかし、5日間の療養期間が終わっても誰かにうつすことが心配であれば、迅速抗原検査で陰性を確認してもよいでしょう。

重症化リスクのある人と接触する際は、必ずマスクを着用してください。すべての訪問者に引き続きマスク着用を義務付けている施設もあります。

自宅療養期間の終了を知らせるSMS通知を受け取る人もいますが、5日後に症状が軽快すれば、受信を待たずに外出を再開できます。


感染後

発症から回復までには2~4週間が見込まれます。

自宅療養後は、十分な休息と栄養バランスの良い食事をとることを心がけてください。元の運動レベルまで回復するには時間がかかります。

完全に感染前の状態へ戻るには12週間を目安にしてください。

新型コロナ後遺症

12週間以上の長期にわたって症状が持続することを新型コロナ後遺症と呼びます。

誰でも新型コロナ後遺症になる可能性はありますが、発症時の症状が重い患者はそのリスクが高くなります。

新型コロナ後遺症の症状とその対処法についてご確認ください。

新型コロナ後遺症 (internal link)