水ぼうそう(水痘)ワクチン Chickenpox (varicella) vaccine
子どもは生後15ヵ月から無料で水ぼうそうのワクチン接種を受けることができます。まだワクチン接種を受けていない場合、または過去に水ぼうそう感染が確認されていない11歳の子どもは無料で受けることができます。妊娠を計画している人は、水ぼうそうに対する免疫を確認する必要があります。
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水ぼうそうのワクチンの予防効果
水ぼうそう(水痘)は、子どもによく見られる感染力の強い病気です。かゆみや水疱を伴う発疹を引き起こします。症状として、発熱、痛み、倦怠感もあります。
通常は軽症で済みますが、人によっては重症化することがあります。若者、成人、免疫力が低下している人の場合はより重症化しやすいです。
水ぼうそうの症状、原因、治療および予防に関する詳細について下記のウェブサイトを参照ください。
妊娠中に水ぼうそうにかかった場合
妊娠中の水ぼうそうは胎児に害を及ぼし、死産を引き起こす可能性があります。
妊娠を計画していて、水ぼうそうにかかったことがあるかどうかがわからない場合、またはワクチン接種を受けていない場合は、妊娠する前に水ぼうそうワクチンを接種することを強くお勧めします。
水ぼうそうのワクチンをいつ接種するか
生後15ヶ月のとき
子どもは生後15ヵ月の時に無料で水ぼうそうのワクチン接種を1回受けることができます。
子どもは生後15ヵ月の時に接種を受けなかった場合、12歳になるまで無料で接種を受けることができます。ただし、水ぼうそうにかかったことがある場合は、ワクチン接種は必要ありません。
このワクチンは、5人中4人の子どもを水ぼうそうから守ります。最大 5 人に 1 人が感染する可能性がありますが、症状は一般的に軽度で済みます。
追加の有料接種
また、ワクチンの効果を高めるために、子どもは15ヶ月の接種の前後3ヶ月の時に追加接種を受けることもできますが、この追加接種は無料ではありません。
12歳以上の方
上記以外の人は、ニュージーランドで水ぼうそうの予防接種を有料で受けることができます。ご自身またはお子さんに水ぼうそうのワクチン接種を希望する場合は、医師、看護師、または医療機関にご相談ください。
ワクチン接種を受け逃した場合のキャッチアップ接種
ワクチン接種を計画通り受けられていなくても大丈夫です。子どはほとんどのワクチンについてキャッチアップ接種を無料で受けることができ、大人も多くのキャッチアップ接種を受けることができます。
ワクチン接種を受け逃した場合のキャッチアップ接種 (external link)
妊娠中の方や一部の免疫不全の方は、水ぼうそうのワクチン接種を受けることができません。
使われるワクチンの種類
ニュージーランドで子どもに無料で接種しているワクチンはVarivax®です。
通常、これは腕や脚の筋肉への注射として投与されます。
Varivaxに関する情報 — Medsafe (external link)
副反応とアレルギー反応
ほとんどの薬と同様、ワクチンも副反応を引き起こすことがあります。これは通常軽度ですが、全ての方に現れるとは限りません。
軽い副反応はお子さんの体内における免疫反応の活性化を示すものです。
お子さんに副反応があった場合、接種後数日以内に起こります。ワクチンそのものは、接種後数時間から数日以内にお子さんの体内から消失します。
一般に予防接種後によく見られる副反応は以下のものです。
- 微熱
- 注射部位の痛みや腫れ
その他の副反応
水ぼうそうのワクチン接種によってよく見られる副反応は以下の通りです。
- 頭痛
- 体調が悪い、疲れる、または脱力感がある
- 軽度の発疹 (接種後6~12日間)
ワクチンによる副反応と安全性 (external link)
アレルギー反応
重度なアレルギー反応はまれです。100万人に1人程度にしか現れません。
接種担当者は事前に十分な訓練を受けているため、アレルギー反応の兆候を知っており、発生した場合、すぐに対応ができます。
通常、重度のアレルギー反応は接種後数分以内に起こります。そのため、ワクチン接種後はその場に20分間待機して経過観察をしてください。
関連ウェブサイト
水ぼうそう(水痘とも呼ばれる)は、水痘帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる感染力の強い病気で、子どもに最も多く見られます。 (external link)
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