健康な生活習慣 Healthy habits
簡単な感染予防対策を家族みんなで実践すれば、家庭や学校・職場での感染拡大を防ぐことができます。
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感染症の予防接種
予防接種は感染予防対策の一つです。対象は乳幼児から大人までと幅広く、予防可能な感染症や重病から皆さんの健康を守ります。
必要な予防接種を受けておくことが重要です。これまでに受けた予防接種の履歴は、かかりつけの医療従事者・医師・看護師へお問い合わせください。
全国予防接種スケジュールには、無料で受けられる予防接種と対象者の推奨年齢が記載されています。
手を清潔に保つ
手洗いや消毒は、最も簡単に自他の健康を守れる感染予防対策の一つです。手を清潔に保つことで細菌やウイルスの拡散を防げます。重症化リスクの高い人に会うときなどは、特に留意すべき点です。
定期的な手洗いを習慣化し、石鹸と水で20秒以上洗ってから完全に乾かしてください。
アルコール手指消毒剤の使用も殺菌効果があります。使用時は十分な量を手に取ってすり込み、乾燥させてください。
公共の場所を訪れた後や、鼻をかんだり咳やくしゃみをしたりしたら、手を洗うか消毒しましょう。
不衛生な手で顔 (目・鼻・口など) に触れないでください。
体調不良のときは自宅療養
不調を感じたら、感染拡大防止のため自宅療養することが重要です。
家庭内感染防止のため、家族や同居者ともできるだけ対人距離をとってください。
HealthEdの公式サイトには、一般的な感染病とその感染経路、発症の兆しや症状に関する詳しい情報が掲載されています。
感染病について — HealthEd (external link)
一般的なウイルスや感染症に関する情報は「症状と治療法」の項をご覧ください。
家族が病気になったら
同居する家族が感染したら、回復するまで自室か決められた場所で療養できるようにしましょう。
看病する人は必ずマスクを着用し、できれば病人にもマスクを着用してもらいます。
子どもの体調不良
KidsHealthの公式サイトでは、子どもがかかりやすい疾患について説明しています。
医療上のアドバイス
子どもや大人の健康問題や気になる症状については…
- かかりつけの医師や医療従事者に問い合わせる。
- Healthlineのフリーダイヤル 0800 611 116に問い合わせる。
- 緊急時はダイヤル 111 に通報する。
マスクの着用
マスクの着用は、新型コロナやインフルエンザなどの呼吸器疾患から自他の健康を守る感染対策の一つです。
医療施設の訪問時や、換気が悪く混雑した密閉空間でのマスク着用が推奨されています。
話したり笑ったり、咳やくしゃみをしたりしても、ぴったりとフィットしたマスクを着用していれば、ウイルスを含む飛沫の飛散を防ぎます。排気弁が付いていない微粒子対応マスク (P2/N95・KN95・FFP2) は、着用者だけでなく、他者のウイルス吸引を防ぐ効果もあります。
咳やくしゃみ
インフルエンザ、麻疹、水痘などのように感染者の咳やくしゃみで飛散した飛沫からうつる感染症もあります。
体調不良のときは、他者との濃厚接触を避けてください。また、咳やくしゃみをするときは、感染拡大防止のため、口や鼻を覆いましょう。
- 咳やくしゃみが出そうになったらティッシュで口と鼻を覆い、使ったティッシュはゴミ箱に捨てる。
- ティッシュがなければ肘で口と鼻を押さえる。
- 手で口と鼻を押さえて咳やくしゃみをした後は手を洗う。
より良い換気
換気を良くすると呼吸器系ウイルスの粒子を除去しやすくなります。人の出入りのある家庭や店舗、オフィスなどでは、日頃から新鮮な空気を取り入れるようにしましょう。
できれば一日中、窓を5cm程度開けておいたり、安全に留意しながら定期的に15分間以上の換気タイムを設けたりします。
開けられる窓がない、あるいは安全に開けることができない場所では、換気システムに浄化フィルターが設置されているかどうかを確認してください。
物の表面を清潔に保つ
感染者が触れた物の表面から感染病にかかる場合もあります。
人が頻繁に触れる場所や物の表面 (テーブル、キッチンのカウンター、ドアノブ、照明スイッチ、おもちゃ、蛇口など) を定期的にきれいにすることは、感染拡大防止に役立ちます。
熱い石鹸水または一般家庭用洗剤で拭き掃除をします。洗剤の正しい使用法を取扱い説明書で必ず確認してください。
できるだけ使い捨ての布巾かペーパータオルを使用します。布巾を洗って再利用する場合は、濡れたままにしておくと細菌やウイルスが増殖するため、除菌後にしっかり乾かしてください。