マスク着用 Face masks

マスクの着用はご自身と周囲の方の健康を守る感染対策の一つです。着用すべき時や場所、安全な着用法に関する情報を以下にまとめました。


マスクを着用する理由

マスク着用は次の2通りの方法で感染拡大を防ぎます。

  • 呼吸器疾患の患者が飛散するウイルス粒子の量を減らす。
  • 呼吸器系ウイルス粒子の吸引を防ぐ。

マスク着用でご自身と周囲の方の健康を守る

マスク着用は、重症化リスクの高い人をはじめ、周囲の人々を守るうえでも役立ちます。

高齢者、免疫不全患者、障がい者などは重症化リスクが高いとされています。

誰もがマスクを着用すれば感染拡大防止に最も効果的です。


マスクの種類

マスクの種類によって効果が異なります。

  • 一般的には正しく着用された医療用マスクで十分
  • 正しく着用したP2/N95マスクはウイルス吸引を防ぐ効果が高く、呼吸器疾患の重症化リスクが高い方の健康を守るうえで最も効果的

あらゆる人々の健康を守るため、それぞれのニーズに適したマスクを正しく快適に着用しましょう。正しく着用されていないマスクは効果がありません。


マスク着用が推奨される時と場所

次の医療施設を訪れる際はマスクを着用してください。

  • 病院(外来受診を含む)
  • ホスピス
  • 高齢者や障がい者のための居住型介護施設
  • 診療所
  • 地域社会やマオリ部族が運営する医療施設
  • 薬局(スーパー内の薬局は除く)
  • 時間外診療所などの救急外来
  • 救急車
  • 障がい者支援施設
  • 血液検査や放射線科などの医療診断施設
  • 歯科・口腔科
  • 検眼士・理学療法士・カイロプラクターなどの関連医療施設

上記の他にも心理療法・カウンセリング・精神科・依存症治療などを行う施設では、重症化リスクの高い人を守るためにマスク着用を求められることがあります。その際は、各施設の方針に従ってください。

医療機関では次のようにフェースマスクの着用が求められることもあります。

  • 集中治療室や救急外来などで治療を受ける重症化リスクの高い方を守るため、院内の場所や状況に応じてマスク着用が求められる
  • 職員や訪問者を含め、院内にいる人全員にマスク着用が求められる
  • 労働安全衛生法を順守するためマスク着用が求められる

重症化リスクの高い方

次の方は重症化リスクが高いとされています。

  • 高齢者
  • 新生児・乳児
  • 高齢者向け居住型介護施設の入居者
  • 入院中の患者
  • 基礎疾患のある人
  • 障がい者

これらの方を訪問する際は、マスク着用が特に重要になります。


呼吸器疾患のある人

呼吸器疾患のために外来受診をする際は、ぴったりとフィットしたマスクを着用し、感染粒子の飛散を防ぎます。これによって感染拡大のリスクが低減し、周囲の方の健康を守ることができます。

新型コロナに感染したら

新型コロナに感染したら、たとえ軽症であっても5日間は自宅で療養してください。

この推奨期間を過ぎても、発症から10日以内は周囲の方に感染する可能性があるため、次に該当する場合はマスクを着用してください。

  • 医療施設または高齢者向け居住施設を訪れる必要があるとき
  • 新型コロナの重症化リスクが高い人と接触するとき

医療施設や高齢者向け居住型介護施設では、施設内で新型コロナがしばらく発生していなくても、引き続きすべての職員と訪問者にマスク着用を義務付けることがあります。


入院中の新型コロナ患者との面会

新型コロナ患者を見舞う場合は感染リスクを考慮してください。正しくマスクを着用し、面会やお見舞いに関する院内の規定に従います。

次のような場合は、医療施設や高齢者向け居住型介護施設を訪れないようにしましょう。

  • 新型コロナやその他の感染症を含む、呼吸器疾患の症状があるとき
  • 過去5日以内に新型コロナ検査で陽性が確認されたとき
  • 新型コロナに感染した人の家庭内接触者であるとき

マスク着用が推奨される場所

次の項目に該当する場合はマスクを着用してください。

  • 家庭内接触者となり、5日間連続で検査を行っているとき
  • 新型コロナをはじめとする呼吸器疾患の重症化リスクが高いとき
  • 感染リスクを抑えたいとき

次のような人混みや密閉・閉鎖空間ではマスク着用が推奨されています。

  • 公共交通機関(バス、通勤電車、フェリー船内、航空機、タクシー、ライドシェアなど)
  • 人混み
  • 換気の悪い密閉空間
  • 濃厚接触の機会(対面での会話など)

一部の職場やマラエ(集会所)、特別イベントなどでは、マスク着用を入館や入場の条件としている場合があります。これは各施設の裁量によるものであり、政府規定のマスク着用義務はすでに撤廃されています。


マスク着用ができない場合

次の項目に該当する場合はマスク着用が推奨されていません。

  • 心身の疾患や障がいのためにマスク着用が不適切な人
  • 5歳以下の子ども

6~11歳の子どもは、保護者の裁量と監督の下、マスク着用が推奨されています。


マスクの購入先

マスクは薬局やスーパーなどの小売店で購入できます。